【飼育記録】イエローヘッドジョーはよく巣作りする子ほど口の下が紅くなる

はじめに

我が家の海水アクアリウムのアイドルはイエローヘッドジョーです。4匹のイエローヘッドジョーがいますが、そのうち2匹はよく巣作りを行います。

多分オス2匹だと思うのですが、この2匹はよく口の下側が赤くなっていることが多いです。最初のうちは細菌系の病気かと思い心配したのですが、何度も赤くなるうちにどういった場合に口の下が赤くなってくるのかが分かってきたため、その内容について報告します。

どんな症状??

タイトル下の画像を見て頂きたいのですが、下唇の中央付近に赤い点のようなものができています。

普通、魚にこのような赤い斑点が出てきた場合は大変まずい場合が多く、特に体にこのような赤い点が見られる場合は薬浴を行っても助けることが出来ない場合も多いです。

しかし、イエローヘッドジョーの場合は口が赤くなる症状が治っては発症することを繰り返しており、不思議に思っていました。

最初はすごく体の強い子だと思っていたが、あまりに回数が多く、また2匹共治っては再発を繰り返しており2匹共がそこまで体質的に強いということはないのではないかと感じていました。

写真は赤い点ですが、面状に赤くなることもありました。下画像中央の大きい方のイエローヘッドジョーの下唇のように(写真では少しわかりにくいが)茶色くなることもありました。

 

経過観察

1か月以上かけてイエローヘッドジョーの口が赤くなるタイミングを観察しました。

その結果、赤くなるタイミングは砂をたくさん掘り返した場合であることが分かってきました。

我が家の水槽は1~3cmの大きめのサンゴ砂と1mm程度のアラゴナイトを砂に敷いていますが、イエローヘッドジョーは1mm程度のアラゴナイトを何度も何度も掘り返すような大規模な家づくりを行う場合があります。

巣を変更する場合や、相当奥まで掘る場合に口が赤くなることがわかってきました。

逆に大きめのサンゴ砂を少し移動させる程度では口は赤くはならないようです。この症状は1匹のイエローヘッドジョーだけではなく、もう1匹のイエローヘッドジョーでも共通していることも分かりました。

病気との違い

少し前に別のイエローヘッドジョーを飼っていた時に複数病気になったことがあります。

この時の写真はないのですが、大切にしていたため印象深く記憶に残っています。

病気の場合、イエローヘッドジョーは口の下ではなく口の左右の口角の部分が赤くなっていました。ほっぺたに該当する部分のしわのようなところまで赤くなることもあり、これが出たイエローヘッドジョーは薬浴したにも関わらず全員が死んでしまいました。

この時は皮膚が赤くなる範囲も広く特に人間でいうほっぺに相当するしわの部分が赤くなっていました。

まとめ

イエローヘッドジョーの情報はあまり世間に出ておらず、体が赤くなると非常に心配になりますが、少なくとも私の水槽では下唇が赤い場合に死んでしまったことはありません。

合計10回以上は赤くなっていると思いますが、その中でも一度もないので、断定はできませんが下唇が赤い場合は問題ない可能性が高いと考えています。

逆にほっぺ側が赤い場合はよくない可能性が高いです。その場合はすぐに治療を開始した方が良いと思います。