はじめに
リクガメにはどんな種類がいるのか、どんな場所で生活しているのかについて勉強しましたので忘れないうちにまとめてみました。基本的には暖かいところに住んでいるのですが、暖かいといっても様々な温度がありますのでそれらについて解説していきます。
リクガメの生息環境
リクガメの生息環境は大きく分けて3種類に分けられます。
- 温帯地域
- 亜熱帯地域
- 熱帯地域
生息環境を知ることは、飼育する上で重要なことですので、飼育したいリクガメ、飼育しているリクガメがどの環境で住んでいるのか確認してみてください。
温帯地域に住むリクガメの種類
いわゆる地中海リクガメがこのジャンルに該当します。代表的な種類を以下に記載しました。
- ニシヘルマンリクガメ
- ヒガシヘルマンリクガメ
- ギリシャリクガメ
- ホルスフィールドリクガメ(ヨツユビリクガメ)
- エジプトリクガメ
場所はヨーロッパの南側の地中海でも北側の地域に住んでいます。スペイン、南フランス、イタリア、ギリシャなどから東ヨーロッパのボスニアヘルツェゴビナ、ルーマニア、セルビアなどの場所が棲息地です。
この地域の特徴は
- 四季がある
- 夏の降水量は少なく、冬の降水量は多い
- 昼夜の寒暖差が大きい
ことです。ヘルマンリクガメやギリシャリクガメが日本で飼いやすいといわれるのは、比較的日本と機構が似ているためです。
亜熱帯地域に住むリクガメの種類
亜熱帯は非常に区別が難しく、熱帯よりかは寒い冬があり、温帯よりは暖かい気候です。亜熱帯とひとくくりにするのは難しく、場所によって特徴が大きく異なるためリクガメの品種毎にその生息地の環境を調べてあげる必要があります。
亜熱帯地域に住んでいるリクガメの代表種を以下に記載しました。
- インドホシガメ
- パンケーキリクガメ
- ケヅメリクガメ
- ヒョウモンガメ
台北(台湾)、那覇、サンフランシスコ(アメリカカリフォルニア州)、オーストラリアの一部、香港、インドの一部などが亜熱帯気候の地域です。
この地域についてははっきりと特徴を記載するのが難しく、場所によっては湿度が高かったり、乾燥していたりと地域差が激しいことが特徴といえると思います。
熱帯地域に住むリクガメの種類
熱帯地域は3種類の中で最も暑い気候で、年間を通した寒暖差、昼夜の寒暖差共に少ない地域です。
熱帯地域に住んでいるリクガメの代表種を以下に記載しました。
- エロンガータリクガメ
- アカアシガメ
- キアシガメ
- セオレガメ
- アルダブラゾウガメ
この熱帯地域に住むリクガメは比較的大きくなる種類が多いです。ゾウガメはもちろんのこと、アカアシガメや、キアシガメ、エロンガータリクガメも30cmは超えてくる種類が多いです。この中ではセオレガメは比較的小さい種になりますね。
まとめ
リクガメといっても、様々な種類がおり地域によってかなり環境が違います。この辺りはマリンアクアリウムと比べると、とても違いが大きいと感じます。
海の場合は全て繋がっているのと、水の中という特徴もあって比較的環境が似通っていることが多いのですが、リクガメの場合は種類によって大きく生息環境が違っており、個体に合わせて飼育してあげることが大切だと感じました。
気温については、基本的には冬をどう乗り越えるかという点が重要になりそうです。夏の場合はよほどしめきっていて暑いなど以外では大きな問題にはならないと思いますが、日本の冬はリクガメにとっては致命的になるほどの寒さですので、ヒーターについては常に予備を用意しておくべきだと思いました。
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