はじめに
イタリアのローマにあるCoralbay Acquarioに行ってきました。ネットの口コミでは、このお店はとても店員が親切で丁寧、さらに知識もあるという良い口コミが多かったです。さらに写真ではきれいなサンゴの水槽がありそうということで訪問してみました。
場所は?
地図を見てもらっても分かるように、徒歩1分でバチカン市国にいける立地にあります。有名なサン・ピエトロ広場やヴァチカン美術館も歩いて行ける距離です。観光のついでに寄れるお店として、とても良いと思います。
日本からアクアリウムショップ巡りのためだけに海外に行くということは相当なレアケースでしょうから、観光ついでに寄ってみるということが可能なお店は、とてもありがたいです。ローマの1大観光地ですので、もしバチカン市国に行かれた方がいれば訪問してみてください。
このお店の強みは?
今まで行ったことあるお店の中で、一番取り扱い添加剤の種類が多いと思いました。SeachemからAquaforest、Continuum Aquatics、ROWA、ZEOVIT、それ以外の知らないメーカーの添加剤が多種多様な種類で販売されていました。どこかの実験室かと思うほどの種類の添加剤が置かれていました。
また、海水魚の状態が非常に良いのも好印象でした。どこのお店でも少しは病気の魚がいたりするものですが、このお店は病気の魚はいませんでした。
サンゴ水槽では底砂が敷かれていますが、海水魚水槽は敷かれていないあたりからもベアタンクで管理することで病気にならないように注意して管理されていると思いました。
サンゴについても状態よく飼育されており、色落ちしているサンゴや白化しているサンゴはいませんでした。
生体の状態についてもよく、添加剤の種類や取り扱っている用品の種類からしてアクアリウムのプロショップという感じで、ここに来ておけば、とりあえず間違いないという手堅いお店としての強みがあるように感じました。
お店の写真
入り口
こぎれいな入り口です。一目見てアクアリウムショップだと分かる見た目になっています。
用品エリア
日本でも見たことのあるメーカーの添加剤が複数販売されていました。知っているメーカーでも日本では売られていないタイプの添加剤もあります。種類がめちゃくちゃ多いです!
こちらはAquaforestとContinuum Aquatics、ZEOVITの添加剤の写真です。主にサンゴ用の添加剤ですね。
こちらは先ほどの写真の右側の部分です。TRITONやROWAやSeachemの商品が置いてありました。バクテリア関係や、サンゴ用の添加剤ですね。餌も売られており、HIKARIの餌が売られているのが写っています。HIKARIはEUでもよく売られていて、日本メーカーの餌はワールドスタンダードなんだと感じることが出来ます。
こちらはドージングポンプや水流ポンプです。ロールフィルターなども売られていますね。
こちらは淡水用のSeachemの添加剤です。淡水はあまり添加剤をドバドバ入れるイメージはないですが、海外ではこれだけ売られているということは淡水でも添加剤を投入しているということでしょうか?上の方はCO2の添加キットなどが売られていました。
底砂やフィルター用メディアなどが売られていました。メンテナンス用品もあり、この辺りはあまり日本と違いは見られません。ただ、同じような商品でも作っているメーカーは違っていたりします。
こちらは水替え用の用品です。底砂からデトリタスを取り出せるタイプの水替え用品が色々な種類売られていました。これはどのお店でも色々なタイプが売られています。日本より種類が多い印象があります。日本だとプロフォースのみとか、それプラス1~2種類って感じのお店が多い印象です。
海水エリア
こちらは展示水槽です。中央奥にブルーのショウガサンゴがドーンと居座っていました。色はパープル色のサンゴが多かったです。緑系は数は少ないですが、これはこれで統一感があって良いなと感じました。
せり出したライブロックのデザインはとても格好良かったです。餌を豊富に与えているのか魚はとても太っていました。しかし、サンゴの色は悪くなく、うまく管理されている感じでした。
こちらは横からの水景です。ひな壇タイプのレイアウトですね。
ブルーのショウガサンゴです。この水槽のご神木でしょうか。このブルーのショウガサンゴは色々なお店で展示水槽に入っていて、とてもキレイです。大体かなり光が強そうな高い場所に設置されていることが多かったです。この水槽でも水面ギリギリに設置されていました。
下の方にはハナヤサイサンゴやスゲ?ミドリイシの姿も確認することが出来ました。イエローグリーンで先端パープルのハナヤサイサンゴはとてもキレイでした。
レッドのエダコモンですね。
販売用水槽です。そんなに大きいサイズのサンゴは売られていません。下から2列目のピンクのエダコモンは本当にきれいでした。この発色のエダコモンは初めて見ましたが、このお店が日本なら絶対買っていたと思います。
こちらはLPSメインの販売水槽です。LPSは大きなナガレハナサンゴや中央奥の緑のサンゴはキクメイシかな?記憶がなく、写真から判断したので間違っているかもしれません。
トランペットコーラルや一番奥にあるのはセンベイサンゴでしょうか?とてもキレイな環境で飼育されていました。
とてつもなく太ったフレームエンゼルフィッシュです。ここまで太っているのは、初めて見ました。我が家のマルチカラーエンゼルフィッシュも、ここまでは太っていません。
海水魚水槽です。ベアタンクで飼育されていました。病気の魚が1匹もおらず、非常によく管理されていました。結構色々な種類がいます。このお店はエンゼルフィッシュの種類が比較的多い気がします。EUでは、日本ほどエンゼルフィッシュは見かけません。いるのはいます。エンゼルフィッシュの代わりにハギとハナダイが多いです。
水がとても透き通っているのもそうなのですが、コケが一つも見当たらなかったのが印象的でした。
水合わせ中の魚達です。とてもよく太った元気なパッサーでした。
イソギンチャクやソフトコーラル水槽です。水深の浅い水槽で飼育されているのが特徴的でした。この水槽を見ても分かる通り、コケがほとんどありません。本当によく管理されていました。
淡水エリア
この水槽だけはコケが確認できましたが、ガラス面にはなく奥の方にとろろ系のコケが発生していました。エビをいれておけば、すぐになくなるタイプのコケです。
が、結構自然な感じもしたので、もしかしたらコケ込みのレイアウトだったのかもしれません。
金魚や淡水魚が売られていました。シクリッドやカラシン系、水草がきれいに管理されていました。
奥に茂っているのはミクロソリウムかな?いまだにミドリイシと水草の種類を正確に判別するのは難しいです。
どんな人にオススメ?
生体の状態はとても良いお店でした。コケも全くといっていいほど見当たらず、本当にキレイに管理されている水槽ばかりでした。
中型サイズのアクアリウムショップですが、これほどコケがなくお店の中も新しくはなくてもキレイに管理されているお店は珍しいと思います。塩ダレもなくて、清潔感があるお店です。
バチカン市国のすぐ近くにあるということもあって、ローマ観光にきたら、ほぼ間違いなくこの近辺には来ると思いますので、観光がてら寄ってみるというのがお勧めです。
最近のコメント