【飼育記録】カクレクマノミの繁殖②【アクアリストの妻目線】

稚魚の生まれる時間

前記事でも紹介した通り、卵から稚魚が生まれるまで約8~10日かかります。時間があるようであっという間です。
卵が産み付けられた日を忘れてしまうと大変なので、スマホで写真を撮るなどして記録しておくと良いかもしれません。(我が家でもはっ!と気が付いたら「今日生まれるやん!!」みたいなことが起きました。)

これはネットで調べた情報ですが、クマノミベビーは夜真っ暗になると生まれるとのこと。
なので、まだ他にすることがある!というときは、水槽がある部屋の明かりをつけておくと生まれてくる時間を先延ばしにすることができます。
夜は何かとすることがあります。(子供の事とか、子供の事とか)
我が家でもこの方法で作業を待ってもらって、生まれる時間を調整してもらいました。

心の準備ができたら、家の明かりをすべて消し、水流ポンプとリターンポンプ(その他稚魚が吸い込まれそうなもの)を止めてあとは待つだけ。
さぁいよいよ稚魚たちとご対面です。

PasyaPasya
産卵から1週間ほどたったあたりから、卵がなくなるまで毎晩この作業を繰り返し行いました。

ついにその時が…!!

部屋を暗くし、ポンプ類を止めてから45分ほど待機します。
リターンポンプなどを止めるため、長く置きすぎないように注意が必要です。(寝落ち注意!)
スマホの明かりを頼りにそっと見に行くと・・・

生まれてすぐのカクレクマノミ稚魚

生まれてるー!元気いっぱい泳いでます。
光に集まってくる習性があるので、クマノミベビーをたくさん確認出来たら小さな明かりで1カ所を照らして集まらせます。
部屋の明かりごとつけて明るくすると、他の魚が起きてきてしまうかもしれないので、ベビーを集めるときは小さな明かりが良いと思います。

運が良ければハッチアウトの瞬間を見ることができます。命の誕生とは何て神秘的なんでしょう。(自分が出産したときはただただ地獄でしたが笑)
ベビーがある程度集まったら、小さなコップなどですくって隔離水槽へ。
移動が完了したら稚魚用の餌をあげて、これにて終了!
どうかすくすく育ってくれますように・・・

稚魚たちの餌選び

稚魚が生まれるまでに必要なものは、隔離するための水槽と餌。
とにかく小さいそのお口で食べられるサイズの餌を用意しておかなければなりません。
これまでに用意した稚魚用餌はこちら。

・冷凍ワムシ
・アンブローズ100

餌についての詳しい説明は夫の記事に任せるとして
1回目~3回目までは冷凍ワムシを一日2回のペース、4回目はアンブローズを時間を分けて一日5,6回与えました。
それぞれ善し悪しがあるのだと思いますが、どちらも生餌では無い為、一定時間すると食べ残しが下に溜まります。
お掃除係の貝さんたちを何匹か配置するか、こまめにスポイトなどで掃除してあげないといけません。

また、食べ残しが溜まれば水も汚れるため、水が循環するシステムを確立しておくことが重要だとわかりました。

PasyaPasya
稚魚水槽の水循環システムについては、私の記事でまたご紹介します!

魔の2日目の夜

実は我が家でクマノミが生まれるのは4回目。(ママクマノミは次々産みます。ほんと尊敬。)
一回で生まれる数は約300~400匹ほどかなと見ています。
しかしながら、我が家では過去4回のうちでたった5匹しか無事に成長させていくことができませんでした。
というのも、今までの4回の中で必ずと言っていいほど、生まれてから2日目の夜を超える時点で数が激減してしまうのです。

生まれて1ヵ月経ったカクレクマノミ稚魚

この子たちはみんな一番最初にママクマノミが生んでくれた子供たちの生き残りです。
体の色もすっかりクマノミらしくなり、かわいい限り。
でも一緒に生まれた子たちや、後から生まれた兄弟たちを育てられなかったことが残念で仕方ありません・・・。

夫が言うには「餌」が重要ではないかとのこと。
つまり、生餌を用意しなければならないのではと言うのです。
まじか・・・。つまり、ブラインシュリンプなどを沸かさないといけないってこと・・・?
えぇぇぇぇー(´;ω;`) っと思っていたところに衝撃の真実。
5回目の卵たちが産み付けられてました。オーマイガー。

とにもかくにも、今度こそちゃんと育ててよ!とママクマノミから試練が与えられたようです・・・。