【解説】ペアで売っていない魚をペアで購入できる確率を計算しました

はじめに

海水・淡水に限らずペアを作る魚がいますが、外観から見分けがつけられず、ペア販売を行っていない場合があります。

イエローヘッドジョーが大好きなのですが、イエローヘッドジョーは外観では雌雄が見分けられず、ほとんどのお店では本当の意味でのペア販売していません。

しかし、イエローヘッドジョーはペアで購入した場合に可愛さが倍増する魚です。なので、実際にペアで買える確率を計算してみました。

前提条件について

お店の入荷も雌雄が均等とは限らないため、偏りがある場合も計算に入れてみました。

1ペアを購入できる場合の確率なので、同時に2ペアを狙いにいった場合の確率は変わってきます。計算する場合に2ペアはかなり手間だったので諦めました。

1ペアで購入できる確率について


ある程度感覚的に50%前後だろうとは思っていましたが、偏りがある場合も考えてみると、意外な結果となりました。

もし、偏りがないなら数が少ない時に買えばよいのですが、偏りがある場合がほとんどと思われるため、トータルで見ると在庫数が多い時に買う場合の方がペアで購入できる確率はあがりそうです。

まとめ

今回の結果を考えると以下の結論を得ました。

  1. 偏りがある場合は急激に確率が下がり始めるため、安定してペアが購入できるのは在庫数が多い場合だ
  2. イエローヘッドジョーを考えた場合、在庫数が20匹を超える場合はめったにないと思われるため、在庫が6~8匹前後で購入するのがよさそうだ。8匹在庫がいるとすると、雌雄バランスが7:1になることは感覚的に低そうに思えます。6:2になったとしても40%程度でペアが買える確率になります。6匹の場合だと、5:1になる可能性が低そうですが、4:2は十分ありえそうに感じませんか。4:2の場合は30%程度まで確率が落ちるため、安定性と購入確率のバランスがとれていそうなのは8匹ではないでしょうか。ただし、あくまで確率なので保証はないことは頭に入れておく必要があります。
  3. イエローヘッドジョーは自然環境だと雌雄ペアで住んでいる場合が多そうなので、捕獲者は両方を狙おうとすると考えられます。なので、極端な偏りはないだろうと勝手に思っています。なので、在庫数が多い時の方がオスのみとか、メスのみとかそういうことが起こりにくいはずなので、在庫が多い時を狙った方が良さそうです。
  4. 確実にペアが欲しい場合は、ペアになったものを販売してくれているお店で購入するのが確実です。お店ならある程度の数を仕入れて、ペアにさせるという方策が取れますが、手間がかかるので、そういう手間をかけてくれるお店はとても貴重です。