【飼育記録】コリドラスの第2世が誕生しました【アクアリストの妻目線】

コリドラスが産卵!?

先日、テラリウム水槽を掃除していた時のこと。水槽の角の所に何かを発見しました。
直径1.5mmほどの半透明のつぶつぶが10個ほど。「え、なにこれ?」と」最初はこれが何なのか全く分からなかった私。なんとなくですが、これは何かの卵ではと思い、調べたところコリドラスの卵と判明しました。

まさかコリドラスが産卵するとは…。以前淡水水槽でプラティーを飼っていた時は、とんでもない勢いで稚魚が次々育っていたのを見ていたので「プラティーは増える」という認識があったのですが、コリドラスは完全に盲点でした。

そんなこんなで調べたり、驚いたりとモタモタしているうちにふと気づくと、産み付けられていた卵の数が減っているではありませんか!「このままではせっかくの卵が全部なくなってしまう!」と思い、急遽コリドラス稚魚育成のための水槽を用意することにしました。

 

コリドラスの卵ってどんなもの?

コリドラスは他の多くの魚と同様、卵を産み、そこから稚魚が誕生します。産卵されてから稚魚が生まれるまではだいたい3~4日ほどです。思っているよりもすぐに稚魚が生まれるため、卵を見つけた際は早急に対応する必要があります。

卵の見た目は半透明で1.5mmほどの、イクラのように真ん丸な見た目をしています。日が経つにつれて、卵の中の稚魚の存在を確認できるようになり、黒っぽい色に変化していきます。

触った感じはプリっと固めのゼリーのような感じ。触るとすぐに潰れてしまうような柔らかなものではなく、意外としっかりしている印象です。謎に壁などに引っ付いた状態で産卵されていますが、軽く触るとぽろっととれるので、指でつまんで取り出すことが出来ます。

 

稚魚が生まれるまでの対応

コリドラスの卵を見つけてから、稚魚が生まれるまでの必要な対応を以下にまとめました。

隔離水槽を用意する

コリドラスの卵を見つけたらまずすることは、稚魚用の隔離水槽を用意することです。

コリドラスの場合、カクレクマノミなどのように親魚が近くで卵を守るような行動はしません。また、草の中など卵を隠せるような場所ではなく、水槽壁面等の無防備な場所に産み付けられていることが多いです。その為、そのまま置いているとせっかくの卵が他の魚に食べられてしまいます。(因みに大人のコリドラスは卵の状態だと食べたりはしません。)また、大きなコリドラスや他の成魚が周りにいる環境で稚魚が生まれてしまうと、生まれてすぐに食べられてしまう危険もあるため、隔離スペースは必須だと思います。

隔離容器の種類としては、本水槽に外付けでつけられるようなもの(サテライト水槽など)でも良いですし、水槽が大きい場合は水槽内に直接に入れることが出来る隔離容器を使用しても良いと思います。

我が家ではたまたま新しい淡水水槽を一つ立ち上げていた最中だったので、急遽予定を変更し、その水槽を稚魚たちの隔離水槽にすることにしました。底面フィルターの上に底材(今回は大磯砂)を入れた環境にZissのEZ BREEDERという隔離容器を入れて運用しています。水温は27℃と少し暖かめで設定しています。

PasyaPasya
このZissの容器はとっても便利で、我が家では愛用している隔離容器の一つです。またどこかの機会でご紹介できたらと思います。
ここで注意しておきたいのが、いくら他の魚がいない環境だからと言って大きな水槽に直接卵を入れてしまうと、生まれた稚魚がろ過フィルターに吸い込まれてしまったり、水流が強すぎて稚魚が溺れてしまう可能性があるということ。また、いくら稚魚と言えど、ろ過立ち上げは必須です。本水槽内外に隔離容器を取り付けるのではなく、隔離用の別水槽を用意する場合は、①水槽内のろ過立ち上げが完了していること。②水槽内にさらに稚魚が安全に暮らすための隔離容器を取り付けること。の2点を確認するようにすると良いと思います。

 

卵を移動させる

隔離水槽が用意出来たら、さっそく卵を隔離容器内に移動させます。

前述したように、コリドラスの卵は水槽壁面中央から上側のあたりに産み付けられていることが多いです。壁面にしっかりとくっついていますが、軽く触るとポロっととれるので、指でつまんで取り出して移動させます。

「つまんだりして潰れたらどうしよう!」と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。意外とコリドラスの卵はしっかりしてます。例えるなら固めのゼリーくらいの弾力があります。故意に力をかけない限り潰れたりしないので、しっかりと指で掴んで移動させてあげます。

移動させた後は卵と卵の間の水どおりが良くなるよう、卵同士はそれぞれ離しておくようにしましょう。

PasyaPasya
通常、隔離容器を使う場合は、産卵前のお母さん魚を隔離容器内に移動させて産卵させるというのが一般的なようですが、コリドラスはご懐妊しているかがわかりづらく、気づくと卵ありました!のパターンしか経験がありません。その為我が家では卵を発見してから一つずつ移動させています。

 

毎日卵を観察

前述したように、コリドラスの卵は産卵されてから3~4日ほどで稚魚がハッチアウトします。カクレクマノミのように親魚が卵を守ったり、卵の周りを掃除したりといった世話をしてくれるわけではないので、代わりに人間がその役目を負わなければなりません。

最も厄介なのが水カビ。流れのない場所に白いモヤモヤっとした綿のようなものが出てきます。卵は生まれるまで動かないので、気づいたら卵が白カビに覆われて真っ白になってしまった!なんてことも。

ハッチアウトまではできるだけ毎日観察し、スポイトなどを使って白カビの除去や汚れの掃除をしてあげることで、無事にハッチアウトまで持っていける確率がぐんと上がります。大変ですが、かわいいベビドラスに会えるのももうすぐなので、ここは頑張りたいところです。

 

稚魚が産まれたらすること

大変だった数日を乗り越えれば、いよいよ稚魚とご対面です。コリドラスは「必ず夜生まれる」と言った法則的なことがないので、運が良ければ、一生懸命卵から出ようとする稚魚の姿を見ることが出来ます。可愛らしい稚魚の姿を見た後は次のようなことを準備します。

ダメになった卵や稚魚の除去

残念ながら水カビなどによって卵がダメになってしまった場合は、早めに取り出してあげるようにします。そのまま置いておくと次々と水カビが増え、せっかく生まれた稚魚たちに悪影響が出てしまう為です。

通常、卵は日が経つにつれて黒っぽい色に変化していきますが、水カビにやられた場合は真っ白になり、周りに水カビが引っ付いた状態になります。残念ですが早めに取り出すようにしましょう。

また、ハッチアウト後に何らかの原因で☆になってしまった稚魚も早めに取り出してあげるようにします。

 

餌の準備

コリドラスの稚魚は、生まれたときにお腹に袋のようなものが付いた状態で生まれてきます。これは栄養袋のようなもので、生まれてから2~3日は何も食べなくても生きていくことが出来る体になっています。

また、生まれてすぐは上手く食事がとれないので、餌を入れてあげても水槽内が汚れてしまうだけになります。ハッチアウトから2~3日後から餌を与えていく形になるので、無事に稚魚が生まれたことを確認してから準備をするようにします。

我が家ではコリドラスの稚魚にはブラインシュリンプを沸かして与えています。ハッチアウトから2日目の日から用意をし、3日目からご飯をスタートさせるようにしています。
ブラインシュリンプの沸かし方やメリットについては下記の記事でも触れているので、良かったら参考にしてみてください。

【飼育記録】カクレクマノミの繁殖③【アクアリストの妻目線】

 

今後が楽しみ!

コリドラスは産卵されてから生まれるまでがとても早いので、とにかく焦りましたが何とかなりました。

我が家で飼育しているコリドラスは「ゴールデンパンダ」という種類で、白い体に黒いパッチリおめめが可愛い種類なのですが、全く同じ色の小さなコリドラスが卵から出てきたときにはとても感動しました。
これから可愛いコリドラスベビー達の様子も記録に残せていけたらと思っています。

皆さんの水槽内に卵を見つけた際は、この記事を参考にぜひブリードに挑戦してみてください!