【海外ショップ訪問】Oltre Naturaに行ってきました【海水魚・淡水魚・サンゴ・水草・海水淡水用品】【イタリア】

はじめに

イタリアのローマにあるOltre Naturaに行ってきました。このお店を訪問した理由は、Googleの口コミで、店主がすべての口コミに返信しており、とてもマメな方だと思ったためです。アクアリウムは基本的にはマメに管理するほど、状態が良くなりますので良いお店であることが多いためです。

場所は?

イタリアの首都ローマにあります。コロッセオまで3kmの距離にあり、観光地にほど近いです。この辺りに宿泊される方もいると思われます。飲食店も非常に多い場所にあります。

 

このお店の強みは?

淡水魚、海水魚の状態の良さがとてもよかったです。店内には3000匹の魚がいるらしいのですが、非常にしっかりと管理されており、病魚が泳いでいるというのは見られませんでした。当然3000匹いれば、よくよく見ればいるのかもしれませんが、パッと見た感じでは見つかりませんでした。

デトリタスや塩だれ、水垢などアクアリウムをしていると、つきやすい汚れというのがあるかと思いますが、そういったものがほとんど見当たらない管理状態がとても強みのお店だと感じました。

キレイなお店というのは、維持するのに大変な労力がかかるのは私も何年もアクアリウムをやってきているので、実感として分かります。1つの水槽でもデトリタスを無くそうと思えば、毎日毎日メンテナンスをしないと厳しいので、きっちり管理されているというのがよくわかりました。

水槽は閉鎖空間ですので、病気は広まりやすい環境にあります。そのため、生体を買う際には、しっかりとケアされている生体というのは安心感があります。

お店の写真

入り口

お店の入り口です。ガラス張りになっていて、外から見て一目でアクアリウムショップというのが分かる見た目になっています。

 

用品エリア

淡水用のアイテムがありました。エアーポンプやファン、レイアウト製品などがありました。面白いのは虫かごのようなものが複数置いてあったことです。持ち帰り用?または子供むけの水槽でしょうか?アクアリウムは自然の仕組みを学ぶのに最適だと思いますので、小さな水槽でもしっかりと管理してあげることで勉強になると思います。

 

Hydorのポンプがたくさん並んでいました。日本でも売っているコラリアですね。

 

海水エリア

何もかもが大きい巨大サンゴ水槽です。ソフトコーラルとイソギンチャク、キクメイシなどのLPSが入っている水槽でしたが、とにかく規模が巨大でした。かなりの大きさで、これだけ大きいソフトコーラルは日本のお店では、ほとんど見ないサイズでした。幅30~40cm級の巨大サンゴたちがゴロゴロ入っていました。

 

巨大水槽の反対側です。これだけ巨大なトサカサンゴは初めて見ました。水族館を除いて私が今まで見たサンゴで一番大きかったのは、巨大なブランチタイプのタコアシサンゴの群体でしたが、それに匹敵するサイズのトサカもいました。

 

うって変わって小型水槽です。このくらいのサイズはとても飼いやすくメンテナンスも楽なので、EUのお店でも結構置いてあったりします。

 

LPS系の販売水槽です。ほとんどがフラグでしたが、いくつかのサンゴはフラグよりは大きいサイズでした。かなりきれいにメンテナンスされており、フラグラック下は底砂なしですが、デトリタスがほとんど見当たりません。

 

これはガラス?の3段水槽です。材質は触ってないので不明です。しかし、これにはびっくりしました!割れないのかなと見ていてハラハラしましたが、大丈夫なのでしょう。水槽はきれいに管理されていて、とてもキレイでした。連結のオーバーフロー水槽なので強度の問題を別にすれば、合理的ですね。

 

ソフトコーラル水槽です。小さいサイズの水槽で、日本でも見かけるような感じの水槽でした。私も最初はこういう水槽でソフトコーラルを飼育していました。

 

海水魚水槽です。海水魚水槽はかなりメンテナンスがされており、デトリタスがほとんど見当たりませんでした。このレベルのきれいさにするには、相当な手間がかかります。

 

同じく海水魚水槽です。全部の水槽にレプリカサンゴが入っています。ただのベアタンクにするのではなく、レプリカサンゴを全ての水槽に入れるというのは、こだわりを感じました。レプリカだから、色々と管理はしやすいと思います。

下段には人工海水が置かれいました。Aquaforestともう一つはTropicMarineかKENTの人工海水と思われます。

 

カクレクマノミのブリードとキイロハギがいました。こうやってみると、レプリカコーラルもキレイですね。

 

同じく海水魚水槽です。下段にはADAのソイルであるアマゾニアがたくさん置かれていました。

 

サンゴ水槽に使われている照明です。このLEDは初めて見ました。どこの物かはわかりませんでした。このタイプのLED配置だと、OrphekのATLANTIKが近いかなと思ったのですが、ATLANTIK V4の画像を見てみると、ヒートシンクの有無が違っていました。多分違うメーカーなのでしょう。LEDは作りやすいので、各国で様々な物がありますね。

 

フラグ水槽です。LPSメインでした。後は少量のコモンサンゴがいました。LPSメインだったので、かなり照明は青かったです。

 

サンプです。プロテインスキマーとカルシウムリアクターかな?リアクターの方は確認を忘れました。ヒーターはチタン製でした。右側にはリフジウムがありました。

 

ウミブドウとセンナリヅタが大量に繁殖したリフジウムがありました。かなりプランクトンは湧いており、ヨコエビやその他プランクトンがたくさんいました。小さすぎて種類までは確認できませんでしたが、カイアシ類などと思われます。

 

 

淡水エリア

グッピーやプラティの水槽です。卵胎生のグッピー、プラティの2種類は、ブリードがかなり容易なので、どのお店にもほぼいますね。

 

エンゼルやコリドラスの水槽です。冗談はグラミーですね。スリースポットグラミーで大型のグラミーです。大体10cm程度になるものでしょうか。

 

どんな人にオススメ?

コロッセオから3kmとほど近い距離にあるお店でレストラン街も近くにたくさんあることから、近辺で泊まっている方がふらっと寄れる立地なのが魅力的なお店です。

海外に来てまで色々なお店をハシゴして、少し遠くてもアクアリウムショップ巡りをする人もツワモノでしょうから、日本の方が訪れるには立地が非常に重要に思います。そういった意味では、寄れる立地なので、近くにいる方は訪問してみてもいいかもしれません。

海外だとパッと見同じに見えても、よく見ると照明が見たことがない種類だとか、メンテナンス用品が見たことがないメーカーのものだったりとか、レイアウトの仕方が少し違うとか、そういった違いがあるので、見ていてとても面白いです。

目を見張るような展示水槽があるわけではなかったので、この趣味にはまっていてちょっとした違いなどに興味がある方にオススメなショップです。