はじめに
イタリアのローマにあるH2O Aquarium Romeに行ってきました。H2O Aquariumという名前は、色々なところで見るのですが、すべて関連しているのでしょうか?私はわからないのですが、このお店単体の評価は非常によく、様々な人が利用されているようでしたので、是非行ってみたいと思っていました。
場所は?
イタリアの首都ローマにあります。ローマの観光地からほど近い距離(5km)くらいの位置にあり、周りはレストランなども多く、近くにホテルも複数ありますので、この辺りにお泊りの方は、徒歩でも観光のついでに寄るということは問題なくできるかと思います。
近辺の雰囲気も悪くなく、歩いていても怖いとは全く感じませんでした。アクアリウムショップ巡り以外でも、知らないところに行くことがほとんどのため、ここは大丈夫なのか?みたいなところを歩いてしまうこともあるのですがこの近辺の雰囲気は悪いとは感じませんでした。地元の人たちがいる町という感じでした。
このお店の強みは?
店員さんが、非常に親切なのと何よりフレンドリーで親しみやすく、たくさん話をしました。日本のアクアリウム事情についても興味があるらしく
- 照明は何を使っているのか?
- どのくらいの明るさに設定しているのか?
- サンゴの値段はどの程度か?
- 塩は何を使っているのか?
- 水槽の大きさはどのくらいなのか?
などなどお話させてもらいましたが、お互いの事情を交換しあって有意義な時間を過ごすことが出来ました。店員さんは自分たちの水槽のコンセプトを明確に持っていて、照明は均一に当たることを重要視しているだとか、自家培養した植物プランクトンを添加しているのだとか、なかなか貴重な知見を教えてもらうことが出来ました。
生体は淡水魚とサンゴがメインで海水魚や水草はあまり多くはありませんでした。特にサンゴはフラグがメインですが、その種類がめちゃめちゃ多くお宝がないか探す楽しみや、お気に入りを見つける楽しみがありました。たくさんのフラグがあると、探す楽しみがあって見ていて飽きません。フラグにされてからも、しっかり成長していて根元が被覆されていっているので状態は良さそうでした。
お店の写真
用品エリア
話し込んでしまったため、あまり時間がなく、用品は十分に写真を撮れなかったのですが、普段使う消耗品や、トラブルなどが起きた場合に猶予がない人工海水やヒーターやポンプの在庫が豊富に置かれていました。
照明や水槽は在庫はないようでした。確かにその辺りは取り寄せでも問題はなく、合理的な判断だと思いました。
非常に珍しい植物プランクトンの育成機器です。細かく話を聞く時間はなかったのですが、これを店内に設置されているサンゴ水槽に添加しているとのこと。エアーポンプも設置されていて、ここで培養しているようです。植物プランクトンの種類は聞いていませんが、スピリルナか何かでしょうか?
海水エリア
海水水槽です。海水魚自体はサンゴに比べると数は少ないですが、定番種はしっかりと在庫されていました。底砂はなく、ベアタンクで管理されていました。
こちらはSPSのフラグ販売水槽です。大量のフラグで埋め尽くされていました。
反対側に回ると下段にもフラグ水槽が設置してあり、フラグ水槽が2段になっています。
トゲサンゴやレッドのエダコモンがありました。本当にレッドのエダコモンは人気ですね!どこにいっても在庫が多くあり、よく売れているのだと思いました。
ミドリイシのフラグやこちらもレッドのエダコモンですね。フラグはいわゆる日本で売られているようなフラグに設置されているのではなく、丸い石みたいなものに固定されていました。
レッドのエダコモンが大量です。
こちらはミドリイシメインです。ミドリイシは根元がしっかり被覆されていました。
ピンボケしていますが、珍しいツートンカラーのミドリイシ(中央手前)がありました。
きれいなトゲサンゴがありました。フラグ化されてすぐなのか、根元は被覆していません。トゲサンゴはあまり被覆するイメージはないですが、もう少し被覆されているような気がします。
Natura Amicaという別のローマのお店でも同じ照明が使われていました。この照明はLED素子が細かく並んでいるため、かなり均一性が高くレンズも多分使われていないと思われるため、部分的に高いPAR値を示すホットスポットもないと思われます。
グレーのエダコモンサンゴと思われる個体がありました。横のピンクのエダコモンサンゴは、欲しいなと思っていましたが持って帰れないため、買えません。
カクオオトゲキクメイシと思われるフラグたちです。平べったいフラグに固定されていました。
大量のウミキノコやウネタケがありました。どんどん増えているとのこと。
LPS水槽はRadionで管理されているようでした。
こちらの照明はどこの物かわかりませんでした。
LPSとクラウンアネモネフィッシュ(写真では黒縁があるように見える)がたくさん泳いでいました。トランペットコーラルやキクメイシが並んでいました。
トサカやケヤリ水槽がありました。ケヤリはいつか水槽に入れたいと思っているので、とても気になりました。
深場系のサンゴが置かれている水槽です。
プロテインスキマーです。そこまで大きなプロテインスキマーは使われていないようでした。
淡水エリア
エンゼルがたくさん泳いでいました。ライブロックを洗ったデスロックと思われるものが入っていました。これはこれでレイアウト的にはありかもしれないですね。淡水用の石はライブロックと違って表面がなだらかで、入り組んだ構造の物はあまり見ません。火山から作られる石に対して、デスロックはサンゴの死骸の違いという作られ方の違いですね。
グッピーやプラティの水槽です。どこでも数が増えてしまうのは同じですね。
熱帯魚たちです。水草は使われておらず、人口水草が使われていました。
淡水魚はどのお店でもたくさんの種類が売られています。
どんな人にオススメ?
観光地にほど近く、レストランもたくさんある地域でホテルも多いことから、近辺に宿泊されていれば寄ってみるのは良いと思います。店員さんがとてもフレンドリーで、色々なことを教えてくれます。どのお店でもフレンドリーなことが多いですが、その中でもフレンドリーでとても話がしやすい方たちでした。英語は適当でも、しっかり話を聞いてくれるため、時間をかけて説明すれば大丈夫です。
また、販売水槽はSPSの種類が多く、自分のサンゴ水槽を持っている方はサンゴを実際に目で見てレイアウトのイメージをしてみたり、こんなサンゴを日本でも探そうと思わせてくれます。私はEUに行ってレッドのエダコモンサンゴがとても欲しくなっています。ブルーのショウガサンゴもとても欲しいと思わされました。サンゴ水槽をお持ちの方は是非訪問してみてください。
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