お出かけの季節がやってきた!
外は随分と暖かくなり、お出かけ日和な日が多い季節になりました。
おうちに水槽がある場合、お魚を一緒に旅行やお出かけに連れていくことはできないので、あらゆる状況を想定し、事前に2、3日メンテナンスをしなくても大丈夫なように備えておく必要があります。
それぞれの水槽の状況や何日家を空けるのかによっても異なってくるとは思いますが、今回は1泊2日で出かけた時の我が家の事前水槽メンテナンスをご紹介したいと思います。
これから「水槽持ってるけどお出かけしたい」と考えている方はぜひ、ご参考にしていただけると嬉しいです。
チェックするべきポイント
家を長く開けるときに見ておきたいポイントは主に次の3つです。
- 温度(室温と水温)
- 水量
- お魚(生体)の状態
いずれも出かける直前ではなく、遅くとも1週間ぐらい前から観察をし、管理しておくことをお勧めします。その場にいなくても水槽を置いている環境をある程度推測できると、自分たちがいない間に「水槽にとって何が必要なのか」がわかりやすくなります。
①温度(室温と水温)
こちらは季節によっても異なりますが、特にこれからの季節は締め切った部屋はとても暑くなります。部屋の温度が上がれば当然、水温も一緒に上昇していきます。水温が上がりすぎるとお魚にとってもかなり負担ですし、海水水槽であれば水温の上昇はサンゴにとって致命的な影響を与えてしまいます。
また、水槽用クーラーが付いている場合は常に動いてしまう状況になりますが、水槽用クーラーはかなりの電力を消費します。その為、月終わりに目が飛び出そうなほどの電気代が請求されたり、下手をすると何かの拍子にブレーカーが飛んでしまって、すべてが機能停止するなんてこともありえなくはないです。
外気温に対して、室内はどの程度の温度になるのか。室温に対して、水温はどのくらいのスピードで上昇(又は下降)するのか。水槽用クーラーを水温上昇時に逐一動かすのと、室内エアコンを入れて室内温度を一定に保つのではどちらがランニングコストを抑えられるのかなど、事前に少し長めの期間をかけて観察しておくと良いと思います。
②水量
当然のことながら水は時間とともに蒸発します。室内環境にもよりますが、暑い日だったり、部屋のエアコンなどを付けていると蒸発が早くなります。水が蒸発することで、水槽内のポンプなどが上手く作動しなくなる、水温の変化が起きやすくなる、海水水槽の場合は塩分濃度が上がるなどの影響が出ます。
毎日のメンテナンスが出来れば問題ありませんが、数日家を空けるとなれば前もって減る分の水を追加しておく必要があります。どれくらいの水が1日で減るのか把握し、適切な量を追加しておけると安心です。
③お魚(生体)の状態
毎日メンテナンスをしていても、どうしても見落としがちなのがお魚の状態確認。水替えや餌やりなどがルーティーン化されていくに従って、お魚をじっと見つめる時間は減りがちです。ですが、数日家を空けるとなるとこの確認は欠かせないものになってきます。
状態の悪いお魚がいる場合、見ていない間に手遅れになるくらい弱ってしまったり、病気が水槽全体に広がってしまうという最悪の事態を招くこともあります。また、病気などは水質の悪化が原因になっていることもあるため、その場合は水替えをしたり、ポンプの掃除をするなど周辺機器の手入れも必要になります。
事前に水槽内の生体の様子を、1週間くらい前からは少し注意して見るようにすると良いと思います。お魚の状態変化は、周辺機器の故障などが影響していることもあるため、お魚だけでなく、設備の点検に繋がることもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
持っている水槽の数や種類によっても異なるかとは思いますが、我が家の場合は前述したようなポイントを重点的にチェックし、家を空けるようにしています。
我が家ではまだ2日以上は家を空けたことが無いため、餌やりなどは一日抜けてしまう形でお魚に我慢してもらっていますが、オートフィーディングできる機器などを使って餌やりを自動で行うこともできます。アクアリウムショップなどに行くと、便利な機器や道具もたくさん置いているので、賢く利用することで安心して家を空けることが出来るようになると思います。
他にも「こんなことをうちは気を付けています!」や「ここが気になるけどどうしてる?」といったご意見、ご質問があれば教えて頂けますと幸いです。
みんなでアクアリウムを楽しみましょう!
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