家の中の小さな絶景 テラリウムを作る~その1計画編~【おうち時間を楽しもう】

家の中の小さな絶景 テラリウムを作る

先日金魚水槽を立ち上げた際に実は一緒に立ち上げていた水槽があります。

絶景テラリウム、前から作ってみたかったんですよね。コケリウムのような感じで全体を陸上世界にしてしまっても良かったのですが、

どうせならお魚入れたいなー…と。(悪い癖)

ということで(笑)上半分は陸上世界、下半分はアクアリウムという形で作成することにしました。

 

コンセプト

今回は、水槽に入れる設備や装飾にはとことんこだわって、心の癒しになるような絶景テラリウムを本気で作ることに決めました。

ただ、大掛かりな水槽や装置は置き場所などが大変なので、できるだけすっきりとした見た目になるよう努めました。また、下側はアクアリウムとしてお魚なども投入予定のため、ろ過フィルターやヒーター等も使用し、しっかりと立ち上げも行います。

  1. 小型・・・水槽幅、奥行きは30cm以内
  2. 世界観・・・上下がつながったようなデザイン(滝などを作りたい)
  3. メンテナンス容易・・・週1での水換えのみで維持が簡単。

 

上記のようなコンセプトで作ってみることにします。

 

水槽設備について

我が家のテラリウムはこんな感じで設備を用意してみました。

絶景テラリウム設備
  • 水槽:コトブキ kotobuki レグラスポニックス 300Hセット
  • 照明:アクロ オリジナルLED TRIANGLE BRIGHT 300
  • ろ過フィルター:GEX 底面フィルターセット S (30cm水槽用)
  • 水流ポンプ:ナプコ マキシジェット マイクロ 50/60Hz共用
  • 底材:シンセー 大磯砂 中目、田砂
  • レイアウト用品:デコパネ(黒)、活着君、アロンアルファNo.5、バスコークN(透明)
  • レイアウト用石材、土など:風山石、焼軽石砂(大粒)、けと土、水苔(ニュージーランド産)

 

水槽

水槽に関しては、下側をアクアリウム化する予定だったため、下側部分が比較的高さのあるテラリウム水槽を選びました。蓋などはついていない為、コケリウムなど湿度維持が必要なレイアウトには向かないタイプの水槽かなと思います。

水槽の上側部分には予めテラリウム用のテーブルがついており、レイアウトをする上で高さを出すための骨組みなどを自作する必要がなく、工作が苦手な私でも簡単に高低差のあるレイアウトが作れました。

一つ気になった点は、上にライトをつけると思ったより高さが出てしまったこと。植物たちもどんどん成長するので、上側には何もない場所に置くのがおすすめかなと思います。(我が家は水槽用シェルフの下側に置くつもりをしていて焦りました。)

 

照明

照明は比較的安価で評価も良かったLEDライトを選びました。

何より驚きなのがとにかく明るいこと。植物達がとても明るく、美しく見えるので気に入っています。肝心の植物の成長の面においても申し分なく、優秀なライトだと思います。ただ、その分苔の成長などもしっかり促してしまうため、照明時間には気を付けましょう。

本体の形が三角形なので多少高さが出ますが、邪魔に感じることは無いです。

 

ろ過フィルター

テラリウムの景観を邪魔したくなかったため、ろ過フィルターは水槽内に入れ込める底面フィルターを採用しました。ろ材の入れ替えや追加等は今回行っていません。

名前の通り、水槽の底面に敷くような形で使えるフィルターで上に石などを置いても問題ありません。レイアウトを重視した造りにする場合にはとても便利な形のフィルターと言えます。また、水槽底面という広い範囲でろ過を行うため、ろ過能力の面でも優れていると感じます。

気を付けなければいけない点とすれば、フィルターの上にはあまり目の細かい砂などは敷かないほうが良いということ。フィルターが吸い込んで詰まってしまう可能性があります。今回我が家の水槽では大磯砂(中目)と田砂の2種類を底材として敷いていますが、田砂はとても細かい砂のため、水槽内に仕切りを入れて底面フィルター内に入ってしまわないように工夫する必要がありました。

 

水流ポンプ

今回水槽の上側から下側に滝が流れるようなデザインにしたかったため、水槽内の水を上側に吸い上げて循環させる必要がありました。はじめは底面フィルターから出る水を循環させようかと思ったのですが、水槽内の流れ的に微妙だなということになり、別ポンプを取り付けることに。

強すぎてもお魚たちが吸い込まれてしまうし、弱すぎても滝が貧相なものになってしまう…。しかもできれば小さいものがいいな…と悩んだ末にたどり着いたポンプです。(実はたまたま家にあったポンプです笑)

とても小さいのですが、吸い込む量の調整もでき、とても使い勝手のよいポンプだと思います。ちょっとした流れを作ったり、我が家のように吸い上げポンプとしても十分に使える出力があるので、ミニポンプをお探しの方にはお勧めのポンプといえると思います。

 

ヒーターとクーラー、レイアウト用品

今回もクーラーは取り付けていません。
ヒーターは温度調節ができるものを使用し、25℃前後になるように設定しています。

レイアウト用品は立ち上げの記録を別記事で紹介するので、その時にご紹介したいと思います。

 

導入予定の生体

テラリウムには絶対入れたいと思っているお魚たちがいるので、簡単にご紹介したいと思います。

ミクロラスボラ ブルーネオン

透明感のあるグリーンの体がとってもきれいな小さなお魚です。テトラ系のお魚に形は似ていますが、コイの仲間でテトラとは別種になります。

群れで入れて大丈夫なお魚ですが、群泳はほぼしません。とにかくよく泳ぐ(1日中泳ぎ回っています)ので、エサは忘れずに毎日与えてあげるのが長生きさせるコツです。また、水質の変化に敏感なので、導入直後は落ちやすい印象があります。

常に水槽の中を動き回ってくれて、とてもきれいなお魚なのでぜひお迎えしたいなと思っています。

 

コリドラス パンダ(ゴールデン)

コリドラスのゴールデンパンダ、大好きすぎて今回も候補に挙げちゃいました。

砂をぐりぐりッと掘っている姿がたまらなくかわいいコリドラス。特にゴールデンパンダはブリードのみの品種なので若干お高め&手に入りにくいのですが、タイミングよく見つかればお迎えしたいなと考えています。

パンダ独特の「突然落ち」が起きやすい品種なので心配な面もありますが、今までの経験を生かして長生きさせてあげたいなと思っています。

 

レッドビーシュリンプ

鮮やかな赤と白の体がとってもかわいい小型のエビです。水質に敏感で、ろ過能力が優れている水槽で飼育する必要がある種類なので飼育難度はやや高めですが、満を持して今回挑戦してみようかと思っています。

今回はレイアウトで滝は2段構造にするようにし、その中間地点に小さな滝つぼを作りたいと考えています。滝つぼ部分は石ころだけにするのもさみしいので、前景草を植えて彩り豊かにしたいなと思い、レッドビーシュリンプに華を添えてもらおうかなと思った次第です。

 

ヤマトヌマエビ

苔取り担当として絶対的な信頼を置いているヤマト先生を今回もお迎えする予定です。

水カビや大き目の苔も食べてくれるので、本当に優秀なエビだと思います。水草や岩についた苔の除去に悩んでいる方や、水槽のお掃除係を探している方には真っ先にお勧めしたいエビさんです。我が家でもガンガン働いてもらいたいと思います!

 

ワクワクする時間

今回も一通り水槽設備とレイアウトの構想が固まったところで、揃ったので、いよいよ明日か立ち上げの準備を進めていこうと思います。

テラリウムはずっと前から気になっていて、小さなものでもいいので作ってみたいなと思っていたのでとっても楽しみです。工作は苦手なのでレイアウトがどうなるか不安ではありますが、水槽飼育は自分たちが楽しむことが第一なので、気楽に楽しく作ってみたいなと思います。

次回記事では、立ち上げ&レイアウト制作について記載したいと思います!家にいる時間をもっと有意義なものにしたい!テラリウム作ってみたい!という方はぜひ、参考にしていただけると幸いです。みんなでアクアリウムを楽しもうー!